安芸支部設立5周年記念例会
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安芸支部例会
安芸支部設立5周年記念例会は、『民の官の協働による条例制定で地域は変わる!』~ 中小企業振興条例の、地域成功事例に学ぶ ~と題して、京都大学大学院経済学研究科 岡田 知弘先生にご報告いただきました。まず岡田先生が、地域コミュニティと大災害との関係を冒頭の部分で強調されていたことが印象に強く残りました。「助け合いに企業規模は関係ない」→大災害が起きた際に、被災されて人たちのことがわかり、儲け度外視で災害救助に取り組めるのは、大規模スーパーではなく、地域の商店街なのだと実例を交えてご講義頂きました。
中小企業振興基本条例とは、企業と地域の方々、そして行政の3つの異なる立場の人たちが協働して制定することが必要です。そのためには、民と官がお互いを刺激し合う関係が必要である、と私は岡田先生の話を聴いて感じました。民と官どちらか一方でも取組みに誠実さが欠けてしまうと継続的な事業になりづらいと思います。地域の方々が共に暮らしてきたその場所の特性となる財、サービスを発見し、企業と行政がその中で製品化できる強みをブラッシュアップし、他の地方にはまねすることができない製品が出来あがった時に、民官の協働がなされたのだと考えられます。しかし、それがいかに難しいかは、地方の中小企業経営者であるわれわれはよくわかっています。しかしそれを意識して継続的に行える企業こそが持続可能な事業展開ができるのだと今回の岡田先生のお話しを伺って感じたところです。
岡田先生、ご報告ありがとうございました。
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