安芸支部12月例会
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安芸支部例会
里帰りの食卓
地域企業の連携で、コロナ禍に立ち向かう!
令和2年12月1日、安芸市民会館にて高知県中小企業同友会安芸支部12月例会が開催いたしました。2020年、最初で最後の安芸支部例会でした。
今回は、高知中央南支部より、アークデザイン研究所の松本敏さんをコーディネーターに迎え、「里帰りの食卓」をテーマに安芸グループふぁーむの小松哲也さん、ギフトのさとうの佐藤恵一さん、岡宗農園の岡宗俊介さん、萩野農園の萩野裕章さん、田淵海産の田淵裕人さんの報告をして頂きました。
松本さんが安芸の実家からの帰りに小松さんのアイスクリームを買いに寄った時に、「安芸でもいろんなギフトで地域発信みたいな事が出来ないか、出来たら面白いのではないか」と話したのが『里帰りの食卓』が出来たきっかけでした。
そんな時期に新型コロナウイルス感染症の拡大により業務出荷がほぼアウト。お酒も特に飲食店がダメ、ギフトも冠婚葬祭がなくなり、大口の仕事の全てに影響が出ました。このコロナ禍を乗り切っていける物はないだろうかとプロジェクトを立ち上げる事を考えました。
小松さんは4月、5月の売り上げは前年度40%減でしたので、直観でこれを「やる!」と決意して直ぐに行動に移し、「だました訳ではないけれど・・・」皆を口説きました。今まで一緒やってきた同友会の仲間だからこそ、お互いを知っていたため早い展開で話がまとまりました。今後は同友会の安芸支部全てのメンバーを巻き込んで、商品を出していける様にしたいという思いを持っておられます。
佐藤さんは、「お客様に安芸の産物のギフトは無いのかと、よく聞かれる事があるが、結局他町村のジュースを買っていかれるので、お客様のニーズに答える為、安芸市のPRの為、これはやるしかないと思いました。」
岡宗さんは、「最初ありきたりな取り組みだなと思っていました。今5事業者で取り組んでいますが、これを増やしていく事が大事になってきます。グループで取り組むことで、周りの事業者の取り組み方や意見などを身近に聞くことで非常に勉強になりました。」
萩野さんは、「安芸の事業者が集まって、始めるのは良い取組みだと思いました。また、事業者を増やし、色んな商品ができ、色んな会社がお互いにコラボできるようになって行けたらと思います。」
田淵さんは、「最初は軽い気持ちで受けました。皆でやることで自分の知らなかった事が自分の身?(実?)になりました。」
今回の戦略は、「メンバーで何か一つの品物を作ろう。」、それと「個別の商品を発信していこう。」「安芸の商品をお中元、お歳暮で送れるという事を、安芸の業者に頑張ってもらう。」パンフレットは全て安芸です。コロナ禍で帰りたくても帰って来ることができない離れて暮らす家族や友達に、安芸の物を感じてもらうように地元の人が発信していくというのが最初のねらいでした。
商品の製造、PR、出荷まで全部自分たちが絡んでやっている所が、他にはないストーリー性です。これからは安芸限定商品も発信していけると思います。
商品は、他に負けない安芸の地元物産品。贈られた地元の物を懐かしく思ってもらい、お返しはまた安芸に関わる物を。こうして循環していければ大きなプロジェクトとなるでしょう。(文:安芸支部幹事 並村努氏)
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